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電気を蓄える
コンクリート

導電性コンクリートが蓄電できる理由

一般的に家庭用蓄電池の主流であるリチウムイオン畜電池の寿命は10年から15年程度といわれています。リチウムイオン電池の寿命が短くなる原因は、高温や低温環境での使用や、過充電・過放電によって内部の化学反応が正常に進まなくなるためです。

 

それに対して蓄電コンクリートは、キャパシタ(コンデンサ)と同じ原理で電気を電気のまま(エネルギーの化学反応なしに)充放電することが可能で、半永久的に使用することができます。

 

両端に電圧を加えると、伝導性をもつ2つのコンクリートが電極として働き、一方がプラスの電極(正極)、他方がマイナスの電極(負極)に別れます。正極にはプラスの電子がたまり、セパレーターとの間にマイナスのイオンが引き寄せられて蓄積します。反対に、負極にはプラスのイオンが蓄積していくため、充電する事ができます。

 

そして、電極同士を回路で接続すると電極に溜まった電子が移動し、電気が流れます。

 

キャパシタは同体積で比較した場合、リチウムイオン電池の1/10程度しか蓄電できないデメリットがあります。しかし、建物や土木構造物などの大規模なコンクリートに使用する事で蓄電できる面積を増やし、大容量の電気を急速に充放電できる。

それが、蓄電コンクリートが『スーパーキャパシタ』と呼ばれる理由です。

蓄電/充放電のプロセス.png
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